理不尽エピソード2〜テレビ番組の録画〜
今までの結婚生活の中で、考え方の違いなどで、普通に喧嘩もありましたが、妻から謝ってきたことなど一度たりともありません。私にとってどんなに理不尽なことで妻が怒り、喧嘩になったときでも、私は、怒らせてしまったということは私にも悪いところがあったのだと思いながら、いつも私から謝っていました。しかし、私が謝っても口を聞いてくれなかったり、実家に帰ったこともありました。
今回はこの実家に帰ってしまったエピソードを記録しておきます。
私の日記によれば、2011年12月18日日曜日、長男が2歳の頃に遡ります。その時、世間ではサッカーの大会が開催されていました。ブラジルのネイマールが活躍し始めた頃でした。私はこのネイマールが出場するサッカーの試合をすごく見たいと思っていました。
その日、ネイマールが出場する試合がテレビ中継されることになっていました。
私は、「ネイマールと言うすごい選手がいるんだ。TVでサッカーを見てもいいかな。」
と言うと、妻は、「他に見たい番組がある。」と言いました。
私は、「それならば番組を録画したい。」
と言うと、妻は、「サッカーなんて録っても見ないでしょ!」と言いました。
私はどうしても見たかったので、もう一度「どうしても見たいので録画してもいいか。」とお願いすると、妻は「他の番組を録っているの!」と言いました。
そうかと諦めかけましたが、思い出しました。我が家のテレビは2番組同時に録画できる機種でした。「録画は2番組できるから録ってもいい?」と聞くと、なんだかはっきりとした答えが返ってきません。
何回かこんなやり取りがあり、最終的に妻は、「2つ他の番組を録っているの!!」と怒りながら言いました。
妻は3つの番組を見たいということでした。
それならば最初からそう言ってくれればいいのに、ごめんねと謝りましたが、妻はすでに怒っており、私と子どもを置いて実家に帰りました。子どもは私の顔を見ながら、本当に今にも泣きそうな悲しい顔をしていました。私は、「お母さん行っちゃったね。でも大丈夫だよ。」と声を掛けて、夕食を食べさせて、お風呂に入れて寝かし付けました。
そのうち義母から電話がきて、「ごめんね〜。」と義母が謝ってきましたが、娘が実家に帰ってきた理由など知らないのでしょう。私は何も言いませんでしたが、今思えばこんなしょうもない理不尽な理由で実家に帰ったのだと伝えるべきであったと後悔しています。
その次の日の朝に、妻は帰ってきました。しかし、帰宅後も怒りは治まっておらず、ドアを激しく開け閉めしたり、物を雑に扱ったりで、手に負えない状況でした。私が謝っても状況は変わらず、私はその日、午前中に仕事を休んで、謝り続けて何とか怒りを収めて、午後から出社しました。
こんな理不尽なことがあるでしょうか。妻からしてみれば、これも私が悪いと言うのでしょう。また、こんなことがあったことなど、きっともう覚えていないのでしょう。
その時その時は特に気にしていませんでしたが、今となって考えると、家庭が上手くいくのであれば、私が謝って丸く収まるのであればと思い、私はずっと我慢してきました。
今回のことだって、妻が誤解や思い込みをしているところがたくさんあります。しかし、私にも悪いところがあったと思うので、誠心誠意謝罪し、誤解であることを伝えてきました。しかし、その事実を伝えても、ずっと怒っており、妻には人を許すという気持ちがない、本当に心の狭い人間で、自己中心的で、自分の思い通りにならないと気が済まない人なのだと思います。
私も言うべき時は、きつく言わなければいけなかったのかもしれません。言ったら言ったで、今回と同じ結果が早く来るだけだったかもしれません。それでも、今のこの言ってやりたいことも直接言えない(調停では直接言うことができない)フラストレーションの溜まった状況よりはきっとマシだったと思います。
ちなみに、私の日記によると、妻が見たかった3つの番組は以下の通りです。本当であることの証明に記録しておきます。
①日曜劇場 南極大陸
(妻がファンである木村拓哉が出ていました)
(妻が好きな韓流の俳優が出ていました)
③芸能人替え歌王決定戦